スカルプチュアネイルとは、アクリルやジェルまたはその中間的な性質を持ったプロダクトやアクリルとジェルのハイブリッド技術で作った人工爪の事を指します。

サロンワークでは、「爪を割ってしまった」や「長さを出したい」等の理由でリペア又はエクステンションとしてスカルプをする事が多いと思います。
しかし、スカルプチュアはそれだけではありません。長さを出すだけではなく、中にパーツや立体的なエンボスアートを埋め込んだり、ユニークな形状を作る事もできる奥深い技術です。

【デザインスカルプチュア】
長さを出すだけではなく、表面や中にアートやパーツを施したスカルプチュアネイル

ネイルベッド(爪のピンクの部分)を疑似的に作ることにより爪を長く見せるバーチャルや様々な形状のスカルプチュアがあります。

【ポイント形状のデザインスカルプチュア】
中に歯車のパーツを埋め込んでいます。沢山パーツが埋め込まれていますが、とても薄く出来ています。

【特殊な形状のスカルプチュアネイル】

【スティリット・デザインスカルプチュア】
短剣という意味を持つフォルムです。中にアクリルで作ったエンボスの花を埋め込んでいます。
【エッジシェイプ・デザインスカルプチュア】
直線的な 尾根のある形状が特徴的です。ネイルベッドにはバーチャルを施し、爪先(フリーエッジ)に白色の蛇柄アートを埋め込んでいます。
【エッジシェイプとパイプシェイプ・デザインスカルプチュア】
エッジシェイプとパイプシェイプは全く違う形をしていますが、横姿はそっくりなのが特徴です。 パイプシェイプの方にはバブルアートを埋め込んでいます。
【パイプシェイプ・アーモンド型・デザインスカルプチュア】
通常のパイプシェイプより先端を絞って「ロシアンアーモンド」と言うフォルムに近い形にしています。

【エクストリームシェイプ】
エクストリームシェイプは「これ」と言う形が決まっている訳ではなくネイリストが表現したい事をなんでも形にします。 しかし、でたらめに作って良い訳ではなく「美しいフォルム」の正解があります。

【エクストリームシェイプ】
この写真のエクストリームシェイプは基本的な曲線と直線で構成されています。
【エクストリームシェイプ・バッファロー】
バッファローの様な角を形作っています。先端が二つに分かれるという面白い形です。

特殊な形状のスカルプチュアネイルはあまりサロンワークで出る物ではありませんが、スカルプチュアの技術として高度なテクニックと知識・センスを必要としますので
ネイリストの技術の幅とお客様のリクエストに答える懐の深さにも直結します。

最近ではジェル塗布だけでスカルプチュアをしない・出来ないネイリストが多くなっています。
ネイリスト検定1級ではアクリルを使った長さだし(エクステンション)の基礎を習得します。アクリルの技術はジェルやポリッシュにも通ずるものでスカルプチュアを練習することであらゆるネイルの技術向上につながります。そして1級のアクリルエクステンションのその先にある、更に高度なデザインスカルプチュアの世界に没入する事でネイリストの技術・知識の真髄に近づく手段の一つを得ることが出来るかもしれません。